セッション情報

時は大正十一年。
後に第一次世界大戦と呼ばれる戦火が大地を焼き払い、
四年が経った。
今や人界に大きな戦争はなく、
世界は平和を取り戻したかのように見えた。
しかし、魔法使いたちは知っている。
それが、つかの間の平和でしかないことを。
聞け。欧州に吹き荒ぶ風の音を――
見よ。極東の煉( も) ゆる陽( ひ) を――
さぁ、秘めやかなる魔法の冒険をはじめよう。

○PC1
あなたは大法典に所属する魔法使いだ。
禁書回収の任務を受けて東京駅へとやって来た。
その時、あなたは一人の童女と出会う。
どうやら母親とはぐれてしまったらしい。
繋いだその手は、まだ小さかった。
※PC1 は男性の青年を想定しています。
シナリオアンカー：野々宮さとこ
運命：１（属性は好きに決定してよい）

○PC2
あなたは大法典に所属する魔法使いだ。
あなたには共に長い時を過ごした愚者がいる。
彼は大学生に、君は魔法使いになった。
だが、その友情は今も変わる事はなく続いている。
これからもきっと長い付き合いになってゆくだろう。
シナリオアンカー：権藤栄太郎
運命：１（属性は好きに決定してよい）

○PC3
あなたは大法典に所属する魔法使いだ。
魔法使いはいつだって忙しい。
だから、知人の魔法使いとのティータイムにも仕事はやってくる。
残念な事に、どうやら知人もその仕事に興味を持ったようだ。
つまりロクでもない事になりそうだった。
シナリオアンカー：「龍の未亡人」南条ゆりえ
運命：１（属性は好きに決定してよい）

○PC4
あなたは大法典に所属する魔法使いだ。
あなたには魔法を研鑽しあう、ライバルと言える魔法使いがいる。
しかし、彼との決着を着けるのは少し先になりそうだ。
あなたには長くなりそうな任務が言い渡されたからだ。
シナリオアンカー：「不可侵の槍」アルバート・アーヴィング
運命：１（属性は好きに決定してよい）

このシナリオは、大正末期～昭和初期の東京を舞台とした、いわゆる「歴史モノ」のシナリオです。「もしも歴史の裏に魔法使いたちがいたら」という歴史のIFを楽しんでもらえます。
遊ぶに際して特に歴史的な知識は必要ありません。必要なことは概ねハンドアウトに書いてあるので、そこからイメージさえ掴めれば大丈夫です。

さぁ、魔風恋風そよ吹く帝都で、魔法使いとなって歴史の舞台を駆け抜けぬけましょう。